新田は『食の楽園』
- 新田が支えていた宮中の食文化 -

 鎌倉初期、源氏の嫡流(ちゃくりゅう)・源義国が上野国(こうずけのくに)(群馬)に移り住み、その長男義重が初代新田氏として寺尾(現在の太平記豪族料理の新田乃庄の所在地)に城を築き現在の新田・太田を含む『新田ノ庄』を治めました。
 当時のこの地域は『新田御庄』(にったみしょう)とも呼ばれ、最も位の高い宮中の直接の領地でした。それは、この地の「地の利」や「恵まれた四季」などの自然が、あらゆる食物を確保する上で、理想郷の条件を揃えていたからなのです。
 新田氏はこの地域の開発を続けながら、この地で生産した麦や米などの穀物・野菜・山菜・鳥や獣、川からの魚など、あらゆる食料を宮中に納めたのでした。
 宮中ではそれを使い、当時は超高級料理であった「ぶと」などの神饌(しんせん)料理を作ったのでした。もちろんその調理技術や食文化は、新田にも伝えられ、それが郷土料理として残ったのです。
 「ぶと」は「ほうとう」に姿や呼び名を変えて伝えられ、またそれが別の土地にも伝えられながら「麦切り」「そば切り」など日本のうどんやそばのルーツとなったのでした。
 新田氏独特の別名「勝ちめし」ともいわれた武将弁当「もっそめし」も合わせて、私達『新田乃庄』はこの宮中料理から郷土料理へという、「食文化の中絶基地」としての八百余年にわたる伝統と歴史をふまえ、吟味された『昔ながらのおいしいもの』を伝えていきたいと考えています。
 また、当時の館をそのまま再現した新田乃庄本館や、豪壮な武家の大館をアレンジした新田乃庄別館寒山亭は、お食事の店としては北関東随一の内容と規模を誇っており、きっとご満足頂けることと確信致しております。是非ご利用下さいますよう、お勧め申し上げます。             店主 敬白

以下・要予約料理

 ◆ 武将膳 1,575円 お料理一例

1:五目もっそめし
 武将達が戦に出る時に持って行った干し飯の弁当のことで、蒸して食べる「もっそめし」は、勝ち戦の印として縁起が良いとされます。
2:椀盛りほうとう
 その昔、中国から仏教の伝来とともに宮中に伝わった「ぶと」という料理を義重らが新田の地に伝え、郷土料理となったものです。
3:大根・里芋・豆腐と菜の麦味噌煮・鯉の安平(あんぺい)
 *安平:中国から伝わった料理で、中国語では「ファンピェン」と言い、現在の「はんぺん」のルーツです。
 当店では、新田の地で獲れた鯉と山芋を使って、安平を作ります。
4:香の物(奈良漬け)

 ◆ 武将膳 2,100円 お料理一例
 ◆ 武将膳 3,150円 お料理一例

1:五目もっそめし
2:椀盛りほうとう
3:大根・里芋・鯉の安平・豆腐と野菜の麦味噌煮
4:香の物(奈良漬け)
5:はや・かじか・沢ガニの素揚げ

1:五目もっそめし
2:椀盛りほうとう
3:大根・里芋・鯉の安平・豆腐と野菜の麦味噌煮
4:香の物(奈良漬け)
5:はや・かじか・沢ガニの素揚げ
6:手長海老・椎茸・舞茸の天ぷら
7:季節の果物(写真はブドウ)

 ◆ 武将膳 4,200円 お料理一例
 ◆ 武将膳 5,250円 お料理一例

1:手長海老
2:打ち鮑
3:かいもちひ
4:大根・里芋・大豆の飛龍頭
5:山芋のたたき・むかご・錦糸玉子
6:沢ガニ・かじか・はやの蓮根巻き煮
7:茸と川海老の素揚げ
8:もっそめし
9:椀盛りほうとう
10:季節の果物

1:手長海老
2:打ち鮑
3:かいもちひ
4:大根・里芋・大豆の飛龍頭
5:山芋のたたき・むかご・錦糸玉子
6:沢ガニ・かじか・はやの蓮根巻き煮
7:茸と川海老の素掲げ
8:もっそめし
9:椀盛りほうとう
10:季節の果物
11:岩魚の塩焼き